指導理念について
子供たちの限りない精神成長をめざして
「しずくの会」の教育の原点は、あくまで「望ましい人間像の追求」にあります。
教科学習は、そのための道具立てです。道具は立派なほうがよいに決まっています。しかし、本当に立派であるかどうかは、それを使う人の心・使い道・使い方によります。
つまり、学習効果は、学ぼうとする人間の意志の在り方・目的意識と深くかかわっているのです。
常に人間について、人間の心について思考を深める学習に主眼を置き、望ましい自己形成の追求の過程で、今何をどうするべきかの欲求を高め、その欲求を満たすために、自己の知的能力の開発をめざして、教科学習に努力を傾注する人間づくり・・・・・
より高い学力とバランスの取れた人格形成をめざして
子供たちの成長を樹木にたとえてみましょう。
樹木の全体的な形や成長は子供たちの人格形成と考えることができるでしょう。
子供たちは日常の中で様々な所作をしています。
学校生活、家庭生活、勉強、部活動、通塾、習い事、
友人関係、遊び、家事手伝い、趣味…等々
これらの一つ一つが樹木の一本一本の枝葉なのです。
そして、それぞれの枝葉の元になる幹に当たるのが子供たちの精神的成熟度と言えるでしょう。
さらに、これら全てを支えているのが人間として様々により深く思考することであり、樹木では地中深く伸びた根に当たると言えるでしょう。
教科学習は子供たちが伸ばそうとしている枝葉の一つでしかないのです。
勉強という一本の枝葉だけを手入れしてもその枝葉だけの成長には限界があります。
また仮に勉強の枝葉だけが大きく成長したとしても、樹木全体つまり子供たちの人格形成のバランスが崩れてしまうばかりか、細い幹のまま無理をすれば幹が折れてしまい精神的成熟度に影響をきたしてしまうのです。
つまり勉強の枝葉を大きく伸ばすためには思考の根をより深く広く伸ばし、精神的成熟度の幹をより太くすることが必要となるでしょう。
精神的成熟度の幹が太くなることで、勉強ばかりかその他の枝葉までが自然とより大きく広がって成長することになり、樹木全体として形の良い人格形成がなされるのです。
当会が実践する子供たちの精神成長に主眼を置いた学習指導とは、人間としてより深く思考することにより子供たちの精神的成熟度を高め、より高い学習効果を引き出そうとするものでなのです。
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